最近はDIYブームも手伝って、塗料について非常に良く勉強され知識が豊富なお客様も増えました。
とは言え、塗料の種類は本当に沢山あるので、その中から最適なものを選ぶのは非常に難しいことです。
塗装の目的や耐用年数、コスト、実に様々な塗料がありますが、このページでは、塗料の知識として最低限知っておいて欲しい情報をまとめてみました。

遮熱塗料の価格や効果について

遮熱塗料は非常にコストが高く、通常の塗料の3倍することもあります。
あまりの高価格に「遮熱じゃなくてもハゲなきゃいいよ、10年くらいはもつよね?」とお客様にご提案しても実際には使用されない場合も。

当然、遮熱効果は絶大です。
遮熱塗料を施工した家の室内でマイナス5度になったという実験データもありますから、昨今の真夏の暑さを考えると、私どもとしてはご提案したい塗料ではあります。
しかし、遮熱塗料を使用しても、屋根裏の大きさや換気の仕組みなど、家の構造によってあまり効果が出ないケースもあるので、お客様のお宅を拝見しご相談しながら提案させていただいております。

塗料の種類と違い

塗料には「フッ素」「シリコン」「ウレタン」「アクリル」という種類があり、性能や価格が違い、それぞれ特徴があります。

塗料の配合も様々

また、100%ジュースや50%果汁入りのジュースがあるように、アクリルベースのシリコン配合塗料など塗料にも配合の割合が様々なのです。
フッ素が含まれている割合によって塗料の名前に「フッ素」と入れて良いとされているため、アクリルベースのフッ素塗料、シリコンベースのフッ素塗料、と言った商品名になっています。
「フッ素」と商品名に入っている事で、一見性能が良さそうに見えますから、注意が必要です。

100%オレンジジュースが濃厚で美味しいように、安いアクリルでも100%なら非常に性能のいい塗料もあるので「フッ素入り」と言う文字に騙されてはいけません。

水溶性・液剤型と1液型・2液型

塗料には、1つの液体をそのまま薄めずに使うタイプの1液型と、2つの液体を混ぜて使うタイプの2液型、の2種類があります。
1液型はそのまま使うだけですので特に説明はいらないでしょうが、2液型の場合、作業直前にベース(主剤)と硬化剤を混ぜて使うのですが、その日のうちに使い切らなければなりません。
時間が経つと性能が落ちるとされているので、翌日へ持ち越すことができないのです。
一般的には2液型の方が、塗膜の組成が良く、耐候性もあり、性能が良いとされていますので、当然ながら2液型の方がコストも高くなります。

水性 油性
メリット 値段が安い
臭いが少ない
耐久性が良い
塗料密着性が良い
デメリット 耐久力が油性より劣る
気温が低いと施工できない場合がある
臭いが水性より強い
備考 そのまま使える1液型が多い 1液型と2液型がある

また、水溶性(水で溶かす)と溶剤型(シンナーで溶かす)と言った種類もあります。
溶剤型の方が性能が高いというのがこれまでは当たり前でしたが、最近では水溶性塗料の性能が上がってきました。
塗料というと、臭いがキツイなど環境問題がありますが、水溶性の塗料では俗に言う「シンナー臭い」などと言う状況は無くて済むので、非常に工事もしやすいです。

以上のような塗料の情報はあくまで一般的なものです。
本当に多種多様の塗料があり、メーカーによっても異なりますし、外壁や屋根材によってもオススメの塗料は変わってきます。
当社では、お客様のご予算やご要望をしっかりお聞きして、最適な塗料をご提案しておりますので、お気軽にご相談お問い合わせくださいませ。

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